シャトー ローザン セグラ 1996

シャトー ローザン セグラ 1996

  • ファーストラベル
  • 750ml-フル
  • ミディアムボディ
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商品コード 20100504

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ベリー

ハーブ

タバコ

なめし革

Wine Spec

原産国
フランス
原産地呼称
AOC マルゴー
生産者
シャトー ローザン セグラ
格付
第2級
ヴィンテージ
1996年
セパージュ
カベルネ・ソーヴィニヨン60%/メルロー40%
ランク
ファーストラベル
容量
750ml
タイプ
スティル
ボディ
ミディアムボディ
輸入元
当店直輸入
フードペアリング
肉料理

Introduction

1996年マルゴー産ベストワインの1つ

1996年マルゴー産のベストワインの1つと評されているローザン・セグラの稀少ヴィンテージワインです。このヴィンテージは2000年があらゆる記録を打ち破るまで、当時としては最も高値がついて動かなかった年です。特にメドックの力強いカベルネ・ソーヴィニョン主体のワインにこの傾向が見られ、飲み頃を迎えるまでにかなりの辛抱が必要だったヴィンテージです。このワインは現在絶好の飲み頃を迎えボルドーより到着しました。

Tasting Notes

公開媒体 April 2020 Week 2, The Wine Advocate

著者 Lisa Perrotti-Brown

評価時期 2020年4月

スコア 90

飲み頃 2020 - 2026

The 1996 Rauzan-Segla is a blend of 60% Cabernet Sauvignon and 40% Merlot. Medium to deep brick colored, the nose is fully mature with notes of old leather, dried herbs, unsmoked cigars and cedar chest plus a waft of menthol and dried figs. Medium-bodied, firm and chewy with some good dried berries and exotic spice flavors left to give on the mid-palate, it finishes just a little puckering and rustic. It makes for a nice glass now, for those that like wines on the mature side, but needs drinking-up within the next 5-6 years.

公開媒体 ボルドー第4版

著者 Robert M. Parker, Jr.

評価時期 2001年3月

スコア 88

飲み頃 2010-2025

濃い、ルビー/紫色をした、親しみにくいスタイルの1996年は、タニックで、内向的で、7~8年はセラーで寝かせる必要がある他が、 どうやら力強い構造に対抗するのに必要なだけの果実味やエキス分も持っているようだ。 純粋で、リッチなワインだが、少なくとも10年は手を付けない方がよいだろう。 カベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインらしい甘いカシスのアロマと一体となった花のようなミネラルの趣が感じられる。

公開媒体 ボルドー第3版

著者 Robert M. Parker, Jr.

評価時期 1998年3月

スコア 88~90+

飲み頃 2007-2027

濃い紫色をした1996年のローザン=セグラは、カベルネ・ソーヴィニヨンの特徴がノーズを占め、 葉巻の箱、カシス、花、ヴァニリンのような香りを放つ。余韻は長い。 構造があり、タンニンが強く、閉じられていて、恐るべき力強さと筋肉を持ち、際立った純粋さと豊かさが期待できそうた。 10年から20年は貯蔵の必要がある。このまま肉が付き、タンニンを果実味のバランスがよくなれば、このシャトーの傑作になるだろう。 ただし、これを買う人は、飲み頃の高原部に達するまでに10年かそれ以上辛抱強く待たなくてはならない。

Winery

シャトー ローザン セグラ

1855年パリ万博の格付時に第2級2位の高位に位置したローザン=セグラは、1600年代に Ch.マルゴーのディレクターだったピエール・ド・ローザン氏により開かれました。ピエール氏は当時、 Ch.ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドとCh.ピション・ロングヴィル・バロンの葡萄畑の所有者でもありました。1789年のフランス革命では葡萄畑の3分の2がローザン=セグラに、3分の1がローザン=ガシーに、2つのローザンに分割されました。そして1855年パリ万博格付により第2級となりましたが、当時は第1級は4シャトーのみであり、第2級シャトーのトップは現第1級ムートン・ロートシルトでした。 1973年のムートン・ロートシルト第1級昇格後は、残る14の第二級シャトーの筆頭に位置付けされることになります。尚、シャトーの建物は火災で一時焼失しており、1903年に新築されています。


シャネル社所有の華麗なるシャトー

メドック格付第2位のトップに君臨したシャトーローザンセグラですが、1960年代~1970年代頃、評価を落としていた時期がありました。1983年にエミール・ペイノー博士がコンサルタントとなり、86年に醸造設備が更新されステンレスタンクの設置がなされた事から復活の兆しが現れ始めます。博士らの復活計画自体は親会社の経営難故に頓挫したものの、1994年に強力な所有者が現れます。シャネルのオーナーでもあるヴェルテイメール家です。彼らは元々、1993年にシャトーラトゥールの買収を試みており、失敗に終わりました。しかし翌年にはローザンセグラに出会い買収に成功します。ヴェルテイメール家としては販売戦略としての企業買収ではなく、私的にローザンセグラの所有に意欲を示していたということでした。ヴェルテイメール家はシャトーに対し惜しみなく手をかけ、畑に配水管を埋め込む工事を行いました。工事は2000年に完成し、配水管の総延長は15kmにまで及びました。支配人であるジョン・コラサは当時こう述べています『畑の質の8割は土壌そのもので決まるが、残り2割は水に左右される。シャトー・ローザン・セグラのみならず、マルゴー全体の問題は、その水にあった。排水が悪かったのだ。』


蘇ったローザン・セグラの畑

1994年からのシャネルの大きな投資により、ローザンセグラの品質は蘇りました。支配人ジョン・コラサ氏は10年近くシャトーラトゥールの支配人も務めた人物で、2015年からはシャトーシュヴァルブランのアルゼンチンプロジェクト、テラザスから招聘されたニコラ・オードヴェール氏が新たにテクニカルディレクターに就任しました。ローザンセグラの葡萄畑はシャトー周辺にモザイク状に点在しており、それぞれの区画毎にテロワールに合わせて最適な葡萄が栽培されています。平均樹齢は39年で、カベルネ・ソーヴィニョン60%、メルロー36%で残りの 区画にカベルネ・フランとブティ・ヴェルドが栽培されています。収穫は畑の葡萄そのものをかじって時期を判断するそうで、丁寧な手作業により行われます。


シャトー訪問記

醸造は重力を利用し、小さなステンレスタンクを使うように配慮しています。カーヴではフランス産のならや樫の木樽を使用し、新樽比率はヴィンテージによって変えており、訪問した際の2016年ヴィンテージは65%が新樽でした。試飲は雹により収穫が少なかった2011年と、非常に成功したヴィンテージと言われる2006年でした。特に2006年はトリュフやベリー系ジャムなどの果実香で、時間の経過とともに少しづつ華やかでエレガントな香りが広がるワインでした。


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