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商品コード 20101041
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公開媒体 April 2022 Week 1, The Wine Advocate
著者 William Kelley
評価時期 2022年4月
スコア 95
飲み頃 2029-2065
シャトー ジスクール
240haを超すジスクールの広大なシャトーはラバルドと呼ばれており、マルゴーの最南部に位置します。一時荒れていたこのシャトーは、1952年にタリ一族によって息を吹き返し、品質・名声共に見事によみがえりに成功しました。中でも、経営権の強化を行ったピエール・タリは、1980年代後半まで「ユニオン・デ・グラン・クリュ Union des Grandes Crus」の会長を務める偉業を成し遂げています。
※Union des Grandes Crus:ボルドーワインの価値の向上という1つの目標のもとにボルドーのシャトーをまとめる団体
苦境に屈しない安定した品質
【『ボルドー第4版』より抜粋】
豪壮なジスクールのシャトーは、メドックでも最大級で、足を運ぶだけの価値はある。シャトーは古い木々に覆われた美しい公園の中にある。1980年代から1990年代前半にかけて多くのワインの質が低下したことを除けば(この時期のワインは商業主義があからさまで、たるんだ、柔らかいものだった)、ジスクールのワインは、深みのあ る、場合によっては光を通さないくらい濃い色や、あり余るほどの凝縮感、たっぷりのタンニンによる筋肉質でリッチな造りが特徴になっている。また1970年代において は、「はずれ年」でも、ジスクールは品質の点でボルドーの大半の著名なシャトーのものを上回っていた。1995年にタリ家はジスクールをオランダ人実業家のエリック・アルバタ・イェル・ヘルスマに売却した。彼の投資とジスクールへの情熱の結果、このミレニアムの最後になって、印象的なヴィンテージの三部作が生まれた。
著 ロバート・M・パーカーJr