シャトー マルゴー 1995

シャトー マルゴー 1995

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商品コード 20101045

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カシス

ブルーベリー

ポプリ

リコリス

Wine Spec

原産国
フランス
原産地呼称
AOC マルゴー
生産者
シャトー マルゴー
格付
第1級
ヴィンテージ
1995年
セパージュ
カベルネ・ソーヴィニヨン75%/メルロー20%/カベルネ・フラン5%/プティ・ヴェルド5%(作付け比率)
ランク
ファーストラベル
容量
750ml
タイプ
スティル
ボディ
フルボディ
輸入元
当店直輸入
フードペアリング
肉料理

Introduction

優良年を凌駕するヴィンテージ

1995年シャトー・マルゴーは魅力的な濃厚な色あいで、ブラックチェリー、カシス、ブルーベリーなど甘くてジャミーな香りが感じられます。豊かでパワフルで緻密で、攻撃的で驚くほどしなやかな味わいの中に、非常にしっかりとしたタンニンが、長期にわたり成長していくワインのポテンシャルを感じさせます。このワインは飲み頃を迎えていますがセラーリングにより2040年までゆっくりと楽しみたい価値あるワインです。

Tasting Notes

公開媒体 Bordeaux Book, 4th Edition, The Wine Advocate

著者 Robert M. Parker, Jr.

評価時期 2002年3月

スコア 95

飲み頃 2010-2040

1995年の肉づきは良くなり続け、メンツェロプロス体制のもとでつくられた偉大な古典の1つに成長してきている。色は光を通さないほど濃いルビー/紫色で、ノーズのアロマは甘草や甘いスモーキーな新樽と混ざり合ったジャムにしたような黒系果実、甘草、ミネラルを思わせる。ミディアムからフルボディ、並外れた豊かさ、素晴らしいつりあい、フィニッシュにはずっしりとしたタンニンが感じられる。その大きさや若々しさにもかかわらず、飲み手にやさしいし、近づきやすい。スリリングなマルゴーで、常により肩幅の広い1996年の弟分より、より柔らかい、より成長したものとなるはずだ。あと半世紀はこの2つのヴィンテージの成長を追ってはうっとりできるはずである。飲み頃予想:2010~2040年 最終試飲年月:2002年3月

公開媒体 Bordeaux Book, 3rd Edition, The Wine Advocate

著者 Robert M. Parker, Jr.

評価時期 1998年2月

スコア 95

飲み頃 2005-2040

Bottled very late (November, 1997), the 1995 has continued to flesh out, developing into one of the great classics made under the Mentzelopoulos regime. The color is opaque ruby/purple. The nose offers aromas of licorice and sweet smoky new oak intermixed with jammy black fruits, licorice, and minerals. The wine is medium to full-bodied, with extraordinary richness, fabulous equilibrium, and hefty tannin in the finish. In spite of its large size and youthfulness, this wine is user-friendly and accessible. This is a thrilling Margaux that will always be softer and more evolved than its broader-shouldered sibling, the 1996. How fascinating it will be to follow the evolution of both of these vintages over the next half century. Anticipated maturity: 2005-2040.
《以下、翻訳文》
極めて遅い時期(1997年11月)に瓶詰めされた1995年ものは、肥え続け、メンツェロプロスの支配下でつくられた傑作のひとつになろうとしている。色は非常に濃いルビーから紫。甘草や、甘い、燻したような新樽の香りと、ジャムのような黒い果実、ミネラルの香りが溶け合ったアロマだ。ミディアムボディからフルボディで、際立った豊かさと素晴らしい安定感がある。フィニッシュはタンニンが強い。ボリューム感と若々しさに反して、親しみやすく近づきやすい、胸躍るようなマルゴーである。その肩幅の広い兄弟分の1996年ものよりも常に柔らかく、熟成が進むだろう。両者のヴィンテージが向こう半世紀にどう成長していくか、その様子を追うのは何と楽しいことか。飲み頃予想:2005~2040年 最終試飲年月:1997年11月

Winery

シャトー マルゴー

メドック第1級の5大シャトーとして不動の地位に君臨しています。ボルドーワインの中でも最も女性的との評価を受けており「ワインの女王」と呼ばれています。その味わいは圧倒的凝縮感を誇り、全てにおいてパーフェクトな仕上がりです。誰もが一生に一度でも飲みたいと願うワインの一つと言えます。


シャトー・マルゴーの逸話

ルイ15世の愛妾デュ・バリー夫人が宮廷に持ち込んだ事により名声が一気に広まったシャトー・マルゴーですが、その魅力は他の多くの著名人をも惹きつけるものでした。
マルクス主義者で知られるエンゲルスは「あなたにとって幸せとは」と聞かれ「シャトー マルゴー1848年」と答えたました。
「武器よさらば」「誰がために鐘は鳴る」「老人と海」等の小説で知られるヘミングウェイもまた、フランス滞在中にはシャトー マルゴーを愛飲し、生まれた孫娘にシャトー由来の名前を付けたのでした。また、ヘミングウェイはこの年に「老人と海」でノーベル文学賞を受賞しています。
映画「ソフィーの選択」では、ケビン・クライン演じるネイサンが「特別の日だから特別のワインを」と用意したのがシャトー マルゴー1937でした。メリル・ストリープ演じるソフィーは、一口含むと思わずこう言いうのでした「もしこの世で聖人のように清く生きて、そして死んだら、天上の楽園で飲ませてくれるのはこのワインよ。」
日本でもマルゴーは登場します。渡辺淳一の小説「失楽園」では、不倫関係にあった主人公とその愛人が最期に、このワインに毒を入れて二人は心中します。
これらのエピソードから、シャトーマルゴーというワインの偉業を強く感じることができます。これからも多くの人々を魅了し、憧れの対象として君臨し続けるでしょう。


大根畑から宮廷へ、そして格付第1級へ

12世紀頃、シャトーマルゴー付近の土地は「ラ モット ド マルゴー(マルゴーの小さな丘)」と呼ばれ、大根や穀物の畑としてメドック内の?せた土地と同じ扱いで利用されていました。16世紀にレスナック家が所有し始めた際に「水捌けの良いこの土地がワイン用ブドウの生産に向いているのでは」と葡萄栽培が始まった事からシャトーの成り立ちです。しかし、素晴らしい味わいは初めからのものではありませんでした。18世紀までは色が薄く水っぽいワインが普通でしたが、その原因が葡萄に付着する朝露である 事に当時の運営責任者ベロン氏が気付いたのです。土壌の重要性についても徐々に解明された事で、ワインの味わいはみるみる成長を遂げます。
18世紀末期に、大富豪ジョゼフ・ド・フュメルがシャトーマルゴーを所有した事で転換期が訪れます。その時代、ルイ15世の愛妾ポンパドゥール夫人がシャトー・ラフィットを宮廷に持ち込むことでラフィットが有名となりましたが、これと同様の現象を起こそうとした人物がいました。ポンパドゥール夫人の次の愛妾デュ・バリー夫人です。シャトーマルゴーの入手を考えた彼女は、シャトーオーナーフュメル氏の娘マリー・ルイーズに目を付け、義理の弟とマリー・ルイーズ結婚させる事で見事にシャトーマルゴーを手にするのでした。こうしてデュ・バリー夫人の愛飲ワインとしてシャトーマルゴーが名声を得ることとなったのです。しかし、デュ・バリー夫人の栄光の日々もフランス革命により幕を閉じることになります。ルイ15世に先立たれた後も上流社会に留まっていた夫人はシャトーを含む財産を差し押さえられ、ギロチン台へ送られたのでした。義理弟夫婦、フュメル氏も同様に革命により処刑されました。
その後にシャトーを所有したのはド・ラ・コロニラ侯爵です。彼は当時一流の建築家ルイ・コンブに依頼して、エチケットの絵柄にもなっている壮麗なギリシャ神殿風のシャトーの建物を1810年に完成させました。侯爵の死後はスペイン人のアレクサンドル・アグアド、そして その息子の再婚相手でスコットランド人女性のエミリー・マグドーネルへと所有者がかわっていきます。エミリーはナポレオン三世の妻ユージェニーに侍女として仕えました。そしてナポレオン3世の時代である1855年パリ万国博覧会にて、シャトーマルゴーはシャトーラフィットに次ぐ第1級第2位に格付けされたのでした。


受難の年月の末に

格付第1級の快挙を成し遂げたものの、ナポレオン3世の失脚と共に所有者エミリーはユージェニーとイギリスへ亡命せざるを得ない状況に立たされました。その後もフィロキセラによる病虫害や大恐慌などにより所有者は転々となります。1934年、シャトーはボルドーを代表するネゴシアン(仲買商)ジネステ家の所有となり、当初は投資・改良が行われましたが次第に評判を落とし、1974年の「ワインの大暴落」で大きな痛手を被って手放すことになります。
売りに出されたシャトーを、当初アメリカの酒販業者が買おうとしましたが、フランス政府が「シャトー マルゴーを外国人に売り渡す事は、エッフェル塔やモナ・リザを売却するようなことで、許されない」と介入し、最終的に1977年にギリシャ系アンドレ・メンツェロプーロスにより買い取られました。各国での事業で財を成し、フランスでもスーパーマーケット「フェリックス ポタン」を経営する実業家であったメンツェロプーロスは、シャトー購入後すぐに大規模な投資を行いブドウ畑の改良や醸造設備の刷新を行いました。またボルドー大学の醸造学者エミール・ペイノーを技術顧問に迎え、更なる品質の向上に努めました。その結果は直後の1978年ヴィンテージにすぐに現れ、シャトーマルゴーは 見事に復活を遂げたのです。1979年からはセカンドラベル「パヴィヨン ルージュ デュ シャトー マルゴー」の導入を開始します。1980年のメンツェロプーロスの死後は未亡人ローラ、そして娘のコリーヌ夫妻の所有となります。更に1983年からは支配人ポール・ポンタリエが運営に加わり、シャトーマルゴーのワイン生産体制は現在に至る磐石なものとなったのでした。


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