Introduction
ワインメーカー兼アーティスト
生産者はフロンサックで1950年代にシャトー・ラグエを所有して以来3世代続く家族経営のシャトーです。若い頃から祖父の貴重な葡萄栽培のノウハウを学んだ3代目アルノー・ルー・ウーリエは、20歳の時にシャトーを引き継いだ時に2ヘクタールの土地を新たに取得してシャトー・カルルマニュスを創設しました。アルノーは元フランスのフェンシングチャンピオンでもあり、絵画に情熱を注ぐ、ワインメーカー兼アーティストというユニークな生産者です。カルルマニュス2020年は有機栽培のヴィンテージを新たに醸造。彼の造るワインのエチケットには世界でそのヴィンテージに起こった出来事をテーマとした彼本人が制作した絵画が描かれています。このワインメーカー兼アーティストは美術展で作品を公開し特定の有名人に絵画を提供していますが、何よりも彼の造るワインに毎年描かれるラベルの作成を楽しんでいます。
長期熟成型のボルドーワイン
カルルマニュス2020年はミディアムからディープなガーネットパープルの色あいで、レッドカラントゼリー、熟したブラックプラム、ボイセンベリーの軽快な香りに、鉄鉱石、黒トリュフ、ラベンダー、黒胡椒のほのかな香りが感じられます。ミディアムからフルボディで、熟した丸みを帯びたタンニンと新鮮な赤や黒い果物の味わいが口いっぱいに広がります。このワインは飲み頃を迎え始めていますが2040年位までゆっくりと成長が期待される長期熟成型のボルドーワインです。