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商品コード 20100510
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2065年程度の長期熟成に堪えるパルメ
公開媒体 March 2020 Week 3, The Wine Advocate
著者 Lisa Perrotti-Brown
評価時期 2020年3月
スコア 97+
飲み頃 2025 - 2065
シャトー パルメ
ボルドーのワイン街道(県道2号線)のすぐ脇に堂々とたたずむ、小塔のある印象的な歴史を感じさせる美しいシャトーが「パルメ」です。美しいシャトーの姿もさることながら、パルメが造り出す圧倒的に素晴らしいワインはマルゴーでも強い輝きと個性を持ち、3級に位置するシャトーながらもその実力は時には1級シャトーを凌駕し、どのヴィンテージでも2級以上のクオリティを保つシャトーとして世界に知られます。
パルメの偉大なスタイル
時代に流されるワイン造りではなく、長い歴史で培ったボルドーグラン・ヴァンならではの熟成によるワインの深みと、恵まれたテロワールを最大限に引き出すワイン造りを一貫して行っています。使用品種は主に、メルロとカベルネ・ソーヴィニヨンを中心にプティ・ヴェルドを加えた構成で、メルローの比率が高めに設定されているのが特徴です。小石混じりの土壌の特徴を最大限に捉えており、肉づきの良い骨格を持ちます。香りは、果実や花、スパイス等の驚くほど複雑で芳醇なブーケが漂うエレガントなスタイルを持ちます。常に抑えが効いた力強いタンニンの絶妙なバランスにより、若いうちからすでに、他とは比べものにならない魅力が備わっています。この、ソフトなシルクのような物腰やビロードの暖かみ、皮革の気品のようなフィネスとエレガンスは、パルメの不変のアイデンティティです。
パルメの歴史
シャトーの歴史は1800年代初頭、ウェリントン将軍に仕えたイギリス将官、チャールズ・パーマーから始まり、パーマーは当時、シャトー・ド・ガスクと呼ばれていたこのシャトーを購入し、土地の購入、葡萄畑への耕作などに乗り出したった20年程で、そのワインは“シャトー・パルメ”とイギリスの将軍の名から、そう呼ばれるようになりました。しかしその後、パーマーは破産しシャトーを手放す事となりますが、1939年以来、 このシャトーは故ピーター・A・シシュルの家族、マーレ・ベス家とその他4人からなる家族が所有することとなります。その中でいちばん有名な人物が、パルメの現在の礎を築いたベルトラン・プティエです。なお、現在パルメを管理するのは、2004年当時まだ34歳の若さであった、トマ・デュルー氏です。同氏は歴史あるパルメの名声を更に高めており、今後もこのシャトーが安泰である事は皆が知る所です。
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