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商品コード 20100282
在庫数
ブラックチェリー
プラム
バラ
岩
未知の可能性を秘めたワイン
公開媒体 236, The Wine Advocate
著者 Lisa Perrotti-Brown
評価時期 2018年4月
スコア (92 - 94)
飲み頃 NA
シャトー クリネ
シャトー・クリネは16世紀からの、歴史あるポムロルで最も古い家族経営のシャトーです。1980年代半ばにジャン・ミシェル・アルコートが義父から経営権を引継ぎミシェル・ロランを顧問にしてから、1989年、1990年にポムロルの最高位に評価を高める偉大なワインを造りあげ存在感と名声を高めました。1999年に現オーナー家のジャン・ルイ・ラボルドに所有権が移り、2003年から息子で当時23才だったロナン・ラボルドが代表として今日に至っています。
最高のテロワールで行われるBIO栽培
クリネの葡萄畑はいくつかの区画に分かれていますがセパージュは90%がメ ルロー、カベルネ・ソーヴィニョン9%とカベルネ・フランが1%で、栽培は より自然に近いリュットレゾネ(農薬や化学肥料を使わない自然農法)、醸造は土壌の活力を取り戻し、太陽や月の動きが環境に及ぼす影響を考慮しながらワイン造りを行うヴィオ・デ・ナミです。10haの葡萄畑のうち、古い教会側の高台にある中心部に位置する2haの青い粘土砂利質の土壌では、トリュフの香りが特長のワインを生み出す誰もが羨むテロワールを有しています。この畑には1937年から植えられている古い葡萄の株があり、馬を使って農作業を行っているそうです。
シャトー訪問記
テイスティングはファミリーの造る2014年ヴィンテージの並行でした。シャトー・クリネ(M90%、CS9%、CF1%、新樽60%&1年樽40%で18ヵ月熟成)ラ・フルール・ド・クリネ(M95%、CF5%、ポムロルのクリネと別の畑の葡萄で醸造)ロナン・バイ・クリネ(M95%、カスティオン周辺葡萄使用のAOCボルドー)。クリネは果実の凝縮感と滑らかなタンニン、密度の濃い味わいで常に期待を裏切らない、ポムロールで最も信頼のおけるシャトーのひとつです。なお、150~300樽ほど収容できるシャトークリネのカーブも見学しましたが、訪問時には残念ながらリノベーション中でした。2017年の収穫から新しいカーブで熟成が行われるとのことです。
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