Introduction
新醸造所のファーストヴィンテージ
2008年は宇宙船のような最先端の新しいワイン醸造施設で造られた最初のヴィンテージです。またこの年は、葡萄の開花から収穫までの日数が通常の100〜110日(2008年のボルドーを特徴づける並外れた品質を理解するための鍵の1つ)と比較して160日とゆっくりとした成長をしており、収穫量が1ヘクタールあたり25ヘクトリットルと例年より非常に少なくかったことも特筆すべき点です。
カベルネ・ソーヴィニヨン比率の高いワイン
2008年コス・デストゥルネルは、通常よりカベルネ・ソーヴィニヨンの量が異常に多く(85%)使用されました。ワインは漆黒の色合いをしており、黒い果実、砕けた岩、甘草、花などのアロマが感じられます。濃密で豊かなポリフェノールの中に、力強さと深みも感じられる仕上がりとなっています。この年までのコス・デストゥルネルのトップワインだった2005年に近いとも評価されています。