Introduction
記念すべきミラクルのファーストヴィンテージ
2010年、内田氏が僅か600本のソーヴィニヨン・ブラン100%を使用した白濁白ワインを醸造以来、ミラクルは足掛け5年の歳月と情熱によって誕生した記念すべき赤ワインのファーストヴィンテージです。生産量僅か2218本の超稀少ワインで、葡萄は手作業による丁寧な収穫を行い除梗も手作業。全量古い木樽で低温発酵3週間、1日2回のピシャージュ(櫂入れ)、低温で発酵させることで香りを最大限に引き出し色調の調整も行い酸化防止剤は極限まで抑えています。「ミラクル」という商品名からわかる通り、型破りな奇跡的ハンドメイドワインの完成には更にストーリーがあります。0.6ヘクタールの小さなカベルネ・ソーヴィニヨン畑ので、現地の人々との出会いです。何とか手に入れたトラクターは1960年ボバー社製旧型で、耕すことから悪戦苦闘していた内田氏。その姿を見た地元のヴィニュロン達が農耕馬を連れて現れたのです。収穫の際も、ポイヤックのレストラン常連客の仲間達の協力により無事終える事ができたのでした。原点と思い出が詰まった、まさにMIRACLEな赤ワインが出来上がりました
ミラクルの仕上がりは、非典型的で型破りなワインを造っている偉大なワイナリーを思わせるようなスミレの香り漂う、柔らかく、タンニンはほとんど感じることのない、余計な手を何も加えない、自然のまま、葡萄をそのまま素直に表現したカベルネ・ソーヴィニヨン100%のBIOワインです。
当店シニアソムリエのコメント
キャップシールはルロワのようです。ボトル、コルク、エチケットのデザインなど、エクステレリアの随所に内田さんのこのワインに対する並々ならぬ魂を感じました。抜栓後のワインの変化を毎日チェックしてみましたが、5日後でも香りも華やかに開き続け、ややライトなボディながらポイヤック独特の凝縮感があり、タンニンはきめ細やかで繊細です。抜栓直後より更に良くなってます。通常のオー・メドックは、2~3日後から香りが閉じ、味わいもだれてくるワインが多いですが、ミラクルは明らかに異なります。マセラシオンカルボニックをCSで行う事で、ブドウ果実由来のストレートで芳醇な香りと結果凝縮感に加え、まろやかな味わいの両立を果たしました。また、若いカベルネ・ソーヴィニョン独特の青臭さは感じられません。100%比率とは思えないほどバランスが良く、その出来栄えに私は感服しました。ノンフィルターによる濁りのある外観は、ワインの古典への回帰を彷彿とさせます。著名なワイナリーがひしめくメドックに、銘醸地の伝統を尊重しながらも新しい風を吹き込む…内田修氏のワイン造りの姿勢を感じます。
当店シニアソムリエのコメント
キャップシールはルロワのようです。ボトル、コルク、エチケットのデザインなど、エクステレリアの随所に内田さんのこのワインに対する並々ならぬ魂を感じました。抜栓後のワインの変化を毎日チェックしてみましたが、5日後でも香りも華やかに開き続け、ややライトなボディながらポイヤック独特の凝縮感があり、タンニンはきめ細やかで繊細です。抜栓直後より更に良くなってます。通常のオー・メドックは、2~3日後から香りが閉じ、味わいもだれてくるワインが多いですが、ミラクルは明らかに異なります。マセラシオンカルボニックをCSで行う事で、ブドウ果実由来のストレートで芳醇な香りと結果凝縮感に加え、まろやかな味わいの両立を果たしました。また、若いカベルネ・ソーヴィニョン独特の青臭さは感じられません。100%比率とは思えないほどバランスが良く、その出来栄えに私は感服しました。ノンフィルターによる濁りのある外観は、ワインの古典への回帰を彷彿とさせます。著名なワイナリーがひしめくメドックに、銘醸地の伝統を尊重しながらも新しい風を吹き込む…内田修氏のワイン造りの姿勢を感じます。